モノのもつかたちの心地よさ

昔は全く気が付いていませんでしたが。
小さいころはよくガラクタのようなものを集めていました。例えば、タバコの空き箱(もちろん吸ってません)とか、お菓子の空き箱とか、空き箱を集めては何かをつくっていました。今にしてぼんやりと思い出すのですが、空き箱ならば何でもいいわけではなく、そこには、見た目(形)の美しさを特に気にしていたように思います。タバコの空き箱も何でもいいわけではなくセブンスターの箱がいいとか(ロングタイプはNG)、他の空き箱も自分の中での美しさを基準に集めていた記憶があります。そのガラクタの中でも、特に気に入っていたのが、A4コピー用紙500枚入りの束です。A4の大きさといい、A4の紙が500枚重ねられた厚みを見ると、なんとも言えない心地よさ(背中がぞくぞくする感じ)を感じていました。その感覚は今でも残っていて、ホームセンターでA4のコピー用紙の前に行くと立ち止まって持ってしまうという癖が(笑)
今となっては、そんなこだわりは自分の中で影を潜めていますが、たまにですが、何とも言えない心地よさを感じてしまうモノに出会ってしまう時があります。そんなときは、大抵買ってしまって後で後悔、、、なんてことはなく、とても幸せな気分で自分の周りに置いておきます。
そんな自分の中でのモノの美しさの判断基準は、固執することはせずに、大切にしながら、これからもモノづくりに活かしていけたらと思います。