今回は、LoHAの業務内容について深堀りしていこうと思います。
まず、LoHAは、以下の理念のもと事業を展開しています。
「建築の設計をはじめ、様々なモノやコトをデザインするラボ
モノづくりを通して、ものごとを共有し、人々をつなぎ
これからの社会をつくっていくための新しい価値観を生み出します」
ここで書かれている「新しい価値観」とは何か?ということが気になると思いますので詳しく説明します。
時代は遡り、戦後はモノが不足していたので、「量」の時代でした。そして、戦後が終わり高度経済成長期を過ぎ、現代では、モノが溢れ「量」→「質」の時代へと移行していきました。そこからさらに現代から今後の未来では、「質」が担保されたので、人々は「質」→「価値」というものに重きを置くようになります。つまり、モノに新しい価値を求めるようになるだろうと思います。いや、もうすでに人々は求めはじめていますよね。
そんな時代だからこそ、ものづくりは価値を生みだす行為となり、さらに設計事務所は暮らしの価値を生みだすラボの要素が強くなるだろうと感じています。つまり、設計事務所は、建築を設計しているだけではもはや時代遅れで、「暮らしの価値を更新していく研究所」のような役割がとても理にかなっているだろうと思います。
また、LoHAのLは、LaboratoryのLで、プロジェクトを生み出す場所(研究所)という意味を込めています。従来の建築の依頼を待っているだけではなく、知らない世界を自分たちで開拓し、クライアントの悩みに対して聴く力を備え、まちのカウンセラー(お医者さん)のような事務所でありたいと常に思います。
また、田舎(福井)で、ものづくりをしていくことについては、
「井の中の蛙大海を知らず、されど空の青さを知る」
これに尽きると思います。井の中の蛙こそ、圧倒的なクリエイティブを生み出せるのではないかという僕の中の仮説で、田舎は井戸のように籠れるので、蛙になれるだろうと。
そんな、質→価値へと変わりゆく時代の転換期において、設計事務所は、ますます建物の設計だけでなく、その周辺やモノゴトのデザイン、コンサルティングなどの今まで設計事務所の業務ではサブ的だったものがメインとなってくるような気がします。ということで、最後になってしまいましたが、LoHAの業務内容のまとめをしたいと思います。
大きな項目として3つあり、主に②や③をいかに注力してやっていくかが今後のLoHAのカギになるような気がします。
①デザイン(設計)事業:建築・プロダクト・サインのデザイン
②コンサルティング事業:企業のコンサル(デザイナーとして参画)
③研究(自社開発)事業:自社で開発したものを企業と協働する
もちろんこのこと以外のモノにまつわるデザイン等もお受けしておりますので、お気軽にご相談ください。
引き続きどうぞよろしくお願いいたします。