



アルミホイルを用いて光を導く壁である。
クライアントの要望はとてもシンプルであった。
使用していなかった薄暗い客間(和室)を、来客用の明るい打合せスペースとしたいという要望である。
薄暗い客間を、少しでも明るくする方法はないかと模索した。模索した結果として、アルミホイルを部屋の壁の上部に貼ることにした。
ヒントは、ライトシェルフである。ライトシェルフのように、光を効果的に内部に導く方法はないかと考えたのがこのデザインのはじまりである。こうして壁はできあがった。
下地が砂壁なので、アルミホイル表面が凹凸になる。アルミホイルは柔らかいので追随する。
障子を通して入った自然光は、アルミホイルの壁に反射し、表面の凸凹を介して乱反射する。
まるで、光を耕しているかのように。耕された光は、やさしさをまとっていた。
そんな乱反射したやわらかい光は、天井をやわらかく照らし出した。
すると、空間がやわらかい光に包まれ、明るくやさしい空間となった。
□敷地:福井県坂井市
□敷地面積:-
□建築面積:-
□延床面積:19.44㎡
