寝ることと遊ぶこととつながること

 

ホテルにとって「寝ること」はとても大切なことであるが、それは、ホテルの価値のほんの一部にすぎない。旅の楽しみの一つである「ローカル(地域)とつながり、ライフスタイルを楽しむ」ことに重点を置くことで、ホテルに新たな付加価値を付ける。
敷地は、福井市内の中心市街地に位置する、旗竿敷地である。ここでは、限られた敷地を最大限生かすように、旗の部分(ホテル部分)と竿の部分(シェア部分)を分けて計画し、それらを再度つなぎ合わせるという設計を行った。
「寝るところ」以外は、すべてシェア(共有)部分とすることで、自分以外の「他」や「地域」とシェアすることで、新しいライフスタイルを探すワクワクするような体験ができる新しいシェアホテルをつくる計画である。
□敷地:福井県福井市
□敷地面積:315.11㎡
□建築面積:222.44㎡
□延床面積:653.87㎡